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三月猫と春の妖精 [ちぃが作るちいさなお話 三月猫シリーズ]

ちぃが作るちいさなお話 三月猫シリーズ 

  「三月猫と春の妖精 」 にゃうにゃう~④
歌声はすこしずつ近づいてきます  ♪ツータッタ ツータッタ ルーリィ ルゥ♪  三月猫は思わず耳をツ―ンととがらせて 声のするほうをながめました.。 風がさぁーっとふいて 目の前にちいさな女の子がすわっていました。  女の子はクルクルっと目を動かしながら三月猫をみました。  そしておかしそうに 「にゃうにゃう泣いて わたしをよんだのはあなたなの?」と聞きました。  三月猫ははずかしくなって ほっぺをふくらませました。 「わたしはウータッティ 北風さんが 誰かがこの野原でわたしを呼んでるって聞いたから飛んできたの。花の種をたくさん持ってね」   「ぼくは三月猫、僕の名前をつけてくれたのはウータッティ、キミなの?」   ウータッティはまわりの草たちを揺らしながらこたえました。 「残念ね、わたしではないわ。 それより三月猫さん、一緒に花の種をまくのをお手伝いしてくださいな。 ススキ野原が花でいっぱいになるのをみんな待っているわ。 急がなくては」 ♪ツータッタ ツータッタ ルーリィルゥ♪ ウータッティが歌いながら 花の種をまくと たちまちススキ野原は白や黄色や赤の花でいっぱいになりました。   三月猫はうれしくなって 「みゃう!」ってなきました。
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三月猫(さんがつねこ) [ちぃが作るちいさなお話 三月猫シリーズ]

ちぃが作るちいさなお話 三月猫

   『三月猫のおひるね』 にゃうにゃう~①

山に囲まれた野原に 1匹の猫が住んでいます。名前は三月猫といいました。 茶色い毛並はお世辞にも 美しいとは思えません。黄色い目玉は キラキラと輝いていましたが 風が吹くと 「にゃうにゃう・・」 おなかが減ると「にゃうにゃう・・」なんとも怖がりやでナキムシな猫なのでした。 なんで「三月猫」なんて変な名前なのかって? それは猫にもわかりません。「きっと春の妖精が ぼくを見つけてつけてくれたんだ」って思っているのでした。 そんな三月猫の大好物は「おひるね」。 野原の真ん中に寝転ぶと すうすう くうくう まったくきもちよさそうに寝てしまいます。 「あぁ なんてきれいな青い空 ふかふか雲のベッドの上で 思いっきり手足をのばして・・・う~ん春のいいにおいをかぎながら ゆらゆら ぷかぷか 浮かんでおひるね。。」 広い野原で見る夢は・・・青空の中で勇敢に ドラゴンとたたかったり くじらをシッポでつりあげたり それはそれは 楽しい夢なのでした。
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   『三月猫とはんぶんこの山の月』 にゃうにゃう~②
三月猫のすんでいる野原のまわりの山の中で まるで丸いお皿を2つに割ってできたような山が 三月猫はいちばん好きでした。 「はんぶんこの山」と呼んで 朝も夜もながめるのでした。 なぜかって? それはね まぁるい はんぶんこの山の向こう側から おんなじくらいに まぁるいお月さまが ぽこん!と顔をだすのを見ると もう楽しくて にゃうにゃうないてしまうのです。 「いつか はんぶんこの山のむこう側にいって お月さまがどんな家にすんでいるのか 見たいものだ。そしてお月さまと友達になれたら なんてすてきなことかしら」 その日のために今日も三月猫は 熱心に毛づくろいをしています。 だって ぴかぴかのお月さまに会うのですから うんとおしゃれをしていかなくてはね。
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   『三月猫とススキ野原』 にゃうにゃう~③
雪にうもれていた冬の日が過ぎて おひさまが にこにこと輝きだしました。 野原では緑の草たちが 暖かい陽ざしをあびたのが嬉しくて う~んと背伸びをしています。 三月猫も起きだして はんぶんこの山を見上げました。 山はピンクや白い花をところどころに飾って なんだかおしゃれをしているみたいです。 「きょうはなんだか予感がするぞっ、心がわくわくどきどきするぞ」 それはそうかもしれません。 冬の間 野原は 一面の枯れたススキにおおわれていて ひとりぼっちで怖がりやさんの三月猫は ススキたちが風に吹かれて ざわざわ騒ぐたびにおどろいて 「にゃうにゃう・・」ってちいさくないていたのですから。 三月猫がおおきなあくびをした そのとき どこからか ちいさな歌声が 聞こえてきました。。






この三月猫の話は妄想ずきのちぃが2012年に旧ブログ「みかんとはちみつ・・・」に書いてUPした物語です。 最近になり のこのこと続編を書き始めたので 「みかんとはちみつ・・」は現在非公開にしているので 話が繋がるようにこのブログにまとめて再度UPしてみました。 4年ぶりの続編かっ、、って自分でツッコミ入れつつ(笑) 拙い物語、最後まで読んでくださりありがとうございますm(*^-^*)m
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